ニッケアの定義…「居宅に近い居住環境の下で、居宅における生活に
             近い日常の生活の中でケアを行うこと、すなわち生
             活単位と介護単位を一致させたケア」

  ユニットケアとは、介護の様々なケアの手法の一つです。介護保険法施行前の「質より量」の時代から「量より質」の時代になりました。画一的なケアから、「個別ケア」を行うために、ご利用者の「個」を尊重したケアが行えるように、小規模のグループ(ユニット)にわけて行うケアがユニットケアです。横浜シルバープラザでは、1ユニット10名のご利用者で生活をして頂きます

 ユニットケアは、まずお年寄りのそばにいて、お年寄りの声を聴き、お年寄りの生活を支えていくことにより、お年寄りの願いや希望を少しでも叶えていくことを目指しています。「あきらめの気持ちを希望へ」とお年寄りの気持ちが少しでも変わって行ってほしい、そんな願いがユニットケアです。


  また、お年寄りと楽しく暮らすことを目指して施設に勤めたにも関わらず、流れ作業的な介護に追われ絶望的な気持ちになっていた職員が「お年寄りと関わりを持ちたい、何とかしたい」と考え、あきらめの気持ちを希望へと変えようとする願いとその実践がユニットケアなのです。


 大きな施設を一つひとつに小さくするのは家庭的ケアを目指すためであり、家庭的ケアは一人ひとりにより深く関わることが大切です。小さく区切っていくことにとどまるのはユニットにすぎません。
 私たちが目指すのはユニットケアです。



 
食事や入浴、排泄などの業務で駆け回るのではなく、お年寄りのそばに寄り添い一人ひとりの生活を支えるケアを目指しています。ユニットケアで大切にしたいのは、のんびりゆったりとした生活だけでなく、それぞれの方のその人らしい過ごし方であり、その人がゆっくりと楽しめる生活です。    生活を楽しむということは、人と人とのつながりが生まれることです。ユニットケアはそこから心と心のつながりが芽生えることを大切にします。



ユニットケアとは?